クワガタのインブリード、アウトブリード、ラインブリードについて。



今回は、ブリードの種類について書いていきます。

それでは、早速まいりましょう。

レッツゴー♪(*´▽`*)

①インブリード

いわゆる近親交配です。

虫の場合、兄弟姉妹間でのブリードが多いと思いますが、一般的には、親子、叔母甥、叔父姪のような関係の、極めて近い間で行う交配のことを言います。

インブリードのメリットは、両親の優れた特徴を色濃く受け継ぐことが出来ます。しかし、悪い特徴も同じように受け継ぎます。

デメリットとしては、体質が弱くなったり、さらに近親交配を重ねていくと、奇形や突然死などのリスクが上がります。クワガタの累代であれば、F8とかF9とかは普通に見ますね。子が採れにくかったりはするようですが、そのあたりまでは問題ないかと思います。

②アウトブリード

これは血すじのかけ離れた血統同士の配合です。

メリットは強い体質の子が生まれます。また、似たような形質を持ち合わせた血統同士であれば、その形質特徴などを安全に維持できたり、逆に変化を起こすこともできるかと思います。

デメリットとしては、血すじがかけ離れているので、それぞれの血統背景が影響するため、どのようなタイプの虫が出てくるのかが未知数であるということです。

③ラインブリード

系統繁殖とも言われますが、三代、四代、五代内で同じ祖先を持つ個体同士の配合のことです。

インブリードよりも安全に、優秀な遺伝子を受け継ぐことが可能です。

虫で行う方は少ないのではないでしょうか。系統の維持に使用したりするかもしれませんが。

これらは、そのときのブリード状況に合わせて行っていきます。

形質を固定するために、インブリードで数世代。複数ラインを保持していれば、その後アウトブリードで血の濃さを薄めたり、形質維持や復元のためにラインブリード。

こんな感じで、やりかたは様々になっていくと思います。

それぞれどのような特徴や効果、リスクがあるのかを理解しておくことは大切ですね。

この記事が参考になったという方は、↓ポチっとお願いします。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です