ヒラタ原名亜種マナド2019ブリード総括

2020年のSNS上では、一部で結構荒れたマナドヒラタ。(詳細が気になる方はコチラをご覧下さい)

メンタル維持が一番大変でした。笑

それはさておき、2019-2020年シーズンのブリードについてまとめておきたいと思います。

種親はWFI/別腹での掛け合わせ。♂90㎜×♀42㎜ (F1で大型サイズなので期待大でした)

生涯を全うした親虫は、思い出として初めての標本にチャレンジしました。

2019年9月、ペアリングして産卵セットへ。

10月になり、側面から卵が結構見えていたので、割り出しを決行。

長男君に手伝ってもらいました。

なかなか良い手つきです。

初令幼虫12頭、卵27個が採れました。

たくさん採れて良かったです。

DDAヒラタ産卵マット+ニクウスバ材がうまくハマりました。

初令は菌糸プリンカップ、卵は孵化してから少しの間はマットにて管理しました。

そして12月にすべての幼虫を菌糸ボトルへ移動。

うれしいことに、全ての幼虫が順調に育っていました。

使用した菌糸は最後にまとめて書いておきます。

1本目、♂は1500㏄、メスは800㏄へ。

雌雄判別のミスが数頭ありましたが、それは毎度のことです。

4月頃からボトルの様子を見ながら、順次2本目へ交換しました。♂は2300or3200㏄ボトル。

♂は大きいコで40gUP。基準が分かっていませんが。。。

メスは10gUPと割と小さいですね。

比較的順調に育っているようです。

しかし、6月になると、早いメスは羽化してきました。早すぎです。。。

7月上旬、♂幼虫を3本目へ交換しました。

大きいコで50g届かないくらい。

Ave.45g近辺ですかね。

7月後半から、蛹室を作り始める個体が。

8月になると、さらに増えてきました。

もう少し幼虫期間を引っ張りたかったですね。

8月後半から順次羽化が始まりました。

我慢できずにまだ赤いのに掘り出してみたり。笑

幼虫期間の長さに比例して、後半になるにつれサイズも上がっていき、遂に90㎜UPが出てきました。

親越えを目標としていたので、すでに大満足です。

一番最後に羽化した個体は、12月羽化です。

かなり羽化時期に差が出てしまいました。

しかし、孵化から12~13か月で羽化までもっていければ、サイズは期待できるラインだということが分かりました。

来シーズンの課題です。

メスは最大43㎜、こちらもサイズアップが課題ですが、マナドメスのサイズアップは非常に難しいです。

それでは種親候補としている個体達がこちら↓↓↓

サイズは89後半~92㎜UPまで。

写真では分かりづらいのですが、全体のバランス、大顎形状等で選別しています。

種親として確定している特選個体はこちら↓↓↓

上の候補♂達とは別の個体です。

メスの選別は、来期ブリードの直前に行う予定です。

最後に、使用した菌糸ですが、1本目はDDAさんのF-ZEROブナ30or50%、G-ZEROを使いました。

2本目、引き続きG-ZERO、一部はシワタケのMT-160を使用。

3本目は♂の羽化ボトルなので、大半をMT-160へ。

大体こんな感じです。

結果から見ると、1本目はF-ZEROの方が良かった気がします。

ただし、全然幼虫がデカくなりません!そのかわり2本目以降の伸びが抜群に良かったです。

とはいえ、G-ZEROベースからでも90UPは出ています。

後半のボトルはMT-160へのリレーで良かったと思います。

シワタケは他の菌種と違い、持ちがいいのでじっくり食わせることが出来ます。

使い方も他の菌糸とは違うので、そこらへんは注意点ですかね。

幼虫期間については、もう少し低温管理が出来ていれば、結果が違っていたかもしれませんが、ハード面への投資はまたの機会にということで。。。

記事をここまで書いてから気づいたのですが、結構なマル秘情報だったかもしれませんね。笑

まぁ、今期の結果を踏まえ、また試行錯誤しながらやっていきたいと思います。

新たな菌糸も試しに使ってみます。

それでは!

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